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友人への御礼SS用に本気出して考えてみた。
ていうか、いかに私の萌ツボを盛り込めるか頑張ってみた(慎みを持てっつーの)
お題はツイッターの診断メーカーから。
■星十への3つの恋のお題:気がつけばお前のことばかり考えてる/衝動に身を任せた/嫉妬なんて俺らしくない http://shindanmaker.com/125562
まさかのリリカルお題でした(笑)
だがそこがイイ!
ちなみに、蟹十で診断しても素晴らしいです(笑)
なぜかサンダーがゴッズの世界に飛ばされてます。
アニ丈目ですが、ライダー・ライトエンド・ダークエンド持ち。
ご都合主義イヤッホォォォウ!!
停電なら自家発電で萌えれば良いじゃない!みたいな←
それは突然に起こった。
「うわぁぁぁ! なに!? なに!?」
「きゃあぁぁ!!」
万丈目は咄嗟に悲鳴の上がった場所へ目測で手を伸ばし、ふたりの子供を掴むと自分の元へ引きずり寄せた。
「なんで真っ暗なの!?」
「ま、万丈目さん…!」
双子がおびえた声を上げるのを、抱きしめてなだめてやった。
辺りを見回せば、部屋の中はまるで闇が満ちたように暗くなっている。
『あらやだぁ~ん。
停電みたいよぉ、アニキィ』
ふわり。
かぼそいながらも、闇の中では心強い光が万丈目の傍に生まれる。
「停電?」
『この家だけじゃねーよぉ』
『外も真っ暗だぜ~』
おジャマたちの声に気付いた龍可が顔をあげて、すぐ傍に生まれた淡い光源に笑みを浮かべた。
「クリボン…」
幾分か安心した龍可の声に、万丈目も頬を緩める。
子供たちの頭を撫でてやってから、小さな声で僕の名を呼ぶ。
「……ライトエンド」
主の声に応じて、仄白く輝く龍がふわりと三人を包み込むように現れた。
デュエル中の姿よりもずいぶんコンパクトながら、確かな明かりで辺りの闇を払う。
ほっ、と息を吐いた龍可の隣では、まだしっかりと万丈目にしがみついたまま、瞬きをして涙を堪えながら龍亞が辺りを見回していた。
「なに…? もしかして、精霊がいるの?」
「あ」
困った顔で、龍可が兄と万丈目を交互に見やった。
それで万丈目も、龍亞には精霊が見えなかったことを思い出す。
そうか、と小さく呟き、眉を下げた。
「外も真っ暗だとなると…復旧は時間がかかるかもしれんな」
すでに夕食も終わって、着替えればもうあとは眠るだけ、という状態だ。
このまま寝てしまえば良いのだが、龍亞の不安を少しでも和らげてやれないか、と頭をひねる。
クロスオーバーです。万丈目がゴッズの世界に飛ばされてます。
☆=遊星(デフォルトでロリコン。盗撮が趣味。
細い指が前髪をかきあげて、子供にするように顔をのぞかれる。
自然と上目遣いに見上げれば、目の前のひとは眸を細めて小さく笑った。
ドクン、と鼓動が跳ねる。
ほとんど衝動のまま、遊星は腕を伸ばして目前の身体を抱きしめた。
勢いあまって机の上に押し倒してしまうが、僅かな痛みも与えないよう、薄い背中に腕を回して支える。
それがまずかった。
たまたまジャケットを脱いでいて、珍しく手袋も外していて。
腕の中にある華奢な身体のぬくもりが、ダイレクトに肌に伝わる。
ドクン、と再び鼓動が跳ねて、耳朶が熱くなった。
されるがままに倒れていた万丈目が、徐に身動きした。
気付いた遊星が、我に返って身体を離そうとした時。
持ち上がった白い腕が緩やかに遊星の首に回り、抱きかかえるように引き寄せられる。
「……!」
頬を押し付けた先は、ささやかながらも確かな柔らかさで。
頭が真っ白になる、というのはこういう状態だろうか。
思わず硬直した遊星は、次いで自分の髪を梳く指に気づいて、僅かに息を吐いた。
こんな風に触れられたことは、これまでなかった。
ただ優しさだけが込められた繊細な指先が髪を通り、時折肩や背中を滑っていく。
「お前、疲れているんだろう。
少しくらい自分を休ませてやれ」
「………はい…」
小さく頷くと、くすぐったい!と頭を叩かれる。
思わず口元が緩んだ。
深く息を吸い、ほんの僅かだけ抱きしめる腕に力を込めて、遊星はゆっくりと目を閉じた。