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注意!
クロスオーバーです。万丈目がゴッズの世界に飛ばされてます。
☆=遊星(デフォルトでロリコン。盗撮が趣味。


細い指が前髪をかきあげて、子供にするように顔をのぞかれる。
自然と上目遣いに見上げれば、目の前のひとは眸を細めて小さく笑った。

ドクン、と鼓動が跳ねる。

ほとんど衝動のまま、遊星は腕を伸ばして目前の身体を抱きしめた。
勢いあまって机の上に押し倒してしまうが、僅かな痛みも与えないよう、薄い背中に腕を回して支える。
それがまずかった。

たまたまジャケットを脱いでいて、珍しく手袋も外していて。
腕の中にある華奢な身体のぬくもりが、ダイレクトに肌に伝わる。

ドクン、と再び鼓動が跳ねて、耳朶が熱くなった。

されるがままに倒れていた万丈目が、徐に身動きした。
気付いた遊星が、我に返って身体を離そうとした時。
持ち上がった白い腕が緩やかに遊星の首に回り、抱きかかえるように引き寄せられる。

「……!」

頬を押し付けた先は、ささやかながらも確かな柔らかさで。
頭が真っ白になる、というのはこういう状態だろうか。

思わず硬直した遊星は、次いで自分の髪を梳く指に気づいて、僅かに息を吐いた。
こんな風に触れられたことは、これまでなかった。
ただ優しさだけが込められた繊細な指先が髪を通り、時折肩や背中を滑っていく。

「お前、疲れているんだろう。
 少しくらい自分を休ませてやれ」
「………はい…」

小さく頷くと、くすぐったい!と頭を叩かれる。
思わず口元が緩んだ。
深く息を吸い、ほんの僅かだけ抱きしめる腕に力を込めて、遊星はゆっくりと目を閉じた。

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